2012年3月25日日曜日

スキルとマインド



スキルは手軽に身につけられる時代

たまにJsdo.itでJavaScriptを書いて遊んでいます。
上は私がポストしたボールの衝突シミュレーションです。

これを作るのに、Jsdo.it上に公開されているコードはもちろん、他の様々なWebサイト(数学や物理学)を参考にさせてもらいました。

やはり他人のコードを読むのは勉強になりますね。

一人で学習しているとどうしても知識や発想が偏ってしまうので、自分の知らない技術に触れるいい機会になりますし、アイデアの刺激にもなります。

元々職業プログラマではない私がコードを書けるようになったのも、こうしたWebの情報資産に負うところが多いです。


でもこれって、よく考えてみると凄い事ですよね。


昔はお金を出さなければ得られなかった情報に、タダ同然で無尽蔵にアクセスできる。
ヤル気と少しの適性さえあれば、その情報を活用して玄人はだしの素人が続々と現れる、そんな時代です。

そんな時代に本当に必要とされているもの、生き残るために大切なものって何なんでしょうか?


知識だけじゃマインドは変わらない

それは「マインド」なんじゃないでしょうか。

マインド。心の姿勢とでも言いましょうか。

例えば、「何が何でもやりきる」「必ず成功させる」「絶対あきらめない」といった固い信念、真剣さの心。

そういった心は、本やWebを見て身につくものではない。

他人との関わりを通じた強い動機づけが必要になると思うのです。

「とっとと動かしたろか!」

吉田潤喜さんという方が居ます。(リンク先で彼のストーリーが読めます。おすすめ)
ヨシダソースを作った人、と言った方が馴染みがあるかも知れません。
苦労を重ねてアメリカンドリームを成し遂げた彼が、最近本を出版された事をこちらで知りました。


参照先のブログでハッとしたのは、次のくだりです。

現在ではMBA相手にビジネスも教えているそうだ。彼はビジネスについてこう問いかける。

「一台のバスがあるとしよう。このバスを目的地まで動かさなければいけないとき、あなたはまずどんな行動に出るか?」

彼の答えは、「とっとと動かしたろか!」。
禅問答のようにも聞こえる。MBAクラスの学生はその答えをくだらないと思うらしい。そこでヨシダさんは話を展開し、起業家の本質である起業家精神(entrepreneurship)を示していく。

こういうことはMBAクラスでは教えてくれない。あれはこうやったら成功(失敗)するというただの統計学やからな。

そこをすぱっと見抜いている。

今まで知識や技術を学んで少しいい気になっていた自分に、冷水を浴びせられたような気がしました。

「お前に足りないのはマインドだ!」

そう言われた気がするのです。

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